特典10|「今の私には無理」と思ったときに読む話
あなたの遠回りを、誰かの役に立つ経験に変える。金松月さんの歩みと、発信の種を見つける小さなワーク。

何か始めたいと思っても、成功している人を見ると、かえって自信がなくなることはありませんか。
お金がある。知り合いが多い。立派な経歴がある。そういう人を見ていると、自分との違いばかりが目についてしまう。
子育てがある。仕事で疲れている。使えるお金も限られている。
「今の自分では、難しいかもしれない」
今日は、そんなときに思い出してほしい人を紹介します。そして読み終えたら、あなた自身の経験の中から、人に伝えられることを一つ見つけてみてください。
日本語が話せなかった少女が、日本で経営者になるまで
金松月さんは、中国の経済的に厳しい農村で育ち、教師の支援で中学校へ進学しました。18歳で来日した当初、日本語は話せませんでした。
学びを重ねて就職した後も、女性であることや外国人であることで悔しい思いをしたといいます。その後、通訳や語学講座の仕事をブログで発信。それが美容機器メーカーとの出会いにつながりました。
経理担当として入社してからも、商品を学び、販売へと仕事を広げていきます。後に取締役となった海外向け事業会社は、2年目に売上156億円を達成したと報じられています。これは会社の売上です。出典:Business Insider Japan、2024年1月29日の本人取材
この歩みから、あなたは何を感じるでしょうか。
大きな数字に驚く人もいると思います。でも、私はその前にある「できることを増やし、それを外へ伝えた」という行動に注目したいのです。
誰かの挑戦が、別の誰かの出発点になる
同じ取材で金さんは、自分に出会った清掃の仕事をする女性が、お菓子を学び、後に自分の教室を持ったという話もしています。出典:同インタビュー
その女性は、美容機器の会社を経営し始めたわけではありません。自分のやってみたいことに向かって動いたのです。
成功事例を読む意味は、ここにあると思います。
同じ商品を売る必要も、同じ金額を目指す必要もありません。他の人の歩みを知ることで、自分が諦めかけていたことを、もう一度考えてみる。そのきっかけになればいい。
「私にも、何かできるかもしれない」
その感覚を、私は「確信度」と呼んでいます。最初から絶対に成功できると思えなくても、試してみたいと思えたなら、そこから始められます。
あなたが苦労したことを、知りたい人がいる

ここからは、あなたの情報発信やコンテンツ作りに、この話をどう活かすかを考えてみましょう。
例えば、家事も仕事もある中で資格の勉強をしてきた人。まとまった時間が取れなかったからこそ、短い時間で勉強を進める工夫をしてきたかもしれません。
その経験は、同じように忙しい人にとって、知りたい話になります。
あるいは、パソコンが苦手で、一つの操作に何度もつまずいた人。ようやくできるようになったとき、「説明書では、ここがわからなかった」と気づいたことはないでしょうか。
その一言が、次につまずく人を助けることがあります。
あなたが遠回りした場所には、次の人が迷いやすい場所もある。
相手が「この人は、自分の困り方をわかってくれる」と感じれば、話を聞いてみたい理由になります。説明が実際に役立てば、ほかの発信や教材への信頼にもつながっていきます。
つらい経験を、無理に人前へ出す必要はありません。伝えられる範囲で、その中で覚えたことや工夫したことを取り出せばいいのです。
まず5分。あなたの「発信の種」を一つ見つける
紙でもスマートフォンのメモでも構いません。次の三つを埋めてみてください。
1.以前の私は、何に困っていましたか?
答え:__________________
2.何を試して、どこが少し楽になりましたか?
答え:__________________
3.今、同じことで困っている人に、何を一つ伝えられますか?
答え:__________________
例えば、こんな答えで十分です。
「毎晩、翌日の献立を考えるのが負担だった。買い物前に定番料理を五つ決めたら、迷う時間が減った。同じように疲れている人へ、五つの料理と買い物メモを見せられる」
これは、記入例として作った架空のケースです。派手な成功ではありません。でも、届けたい相手と、役立つ内容が見えてきます。
三つ書けたら、次の形で一文にしてみましょう。
「私は、____で困っている人に、____を伝えたい。」
ここまで書けたら、今日のワークは完了です。
その一文を、最初の小さなコンテンツへ
次に試すなら、その相手に向けて、短い記事を一つ書いてみてください。
当時どこで困っていたか。何を試したか。やってみて何が変わったか。そして、今も難しいことは何か。自分が経験した範囲を、そのまま伝えます。
文章にするのが難しければ、先ほどのメモをAIに渡し、こう頼むところからでも始められます。
このメモを、同じ悩みを持つ人へ伝える短い記事に整理してください。書いていない経験や成果は加えず、不明な点は私に質問してください。
出てきた文章は、自分の経験と合っているか読み直してください。まず一つ、人に伝わる形にしてみる。それだけでも、頭の中にあった経験が目に見えるものになります。
有料の商品にする段階では、さらに考えることがあります。誰がどのくらい困っているのか。何を解決できればお金を払う価値があるのか。どう届け、信頼してもらうのか。
自分の経験を商品や事業へ育てたいと感じたら、AINSの勉強会の案内をご覧ください。そのときは、今日書いた一文を手元に置いて参加してみてください。自分が届けたい相手を思い浮かべながら聞くと、確かめたいことも具体的になります。
あなたが最初に伝える相手は、世界中の人でなくて構いません。
少し前のあなたと、同じところで困っている一人。その人に、何を渡してあげたいでしょうか。
人物紹介は公開インタビューに基づいています。金松月さんは美容機器事業の経営者であり、AINSの受講生として紹介しているものではありません。人物紹介後の解説とワークはAINSによるものです。
挿絵はAIで作成したイメージです。実在人物の肖像や出来事の再現ではありません。